写真展ポジティブエナジーズ国連本部展(2023年)
Full of Energy to Live
名畑文巨写真展
2023年6月12日(月)~15日(金)
国際連合本部国連総会議場ビルB1F
写真展ポジティブエナジーズ 国連本部展
写真家名畑文巨作品展
●日時:2023年6月12日(月)~16日(金)
●会場:国際連合本部総会議場ビル B1F展示スペース
●主催:特定非営利活動法人大阪USクラブ
●共催:国際連合日本政府代表部
●運営:写真展ポジティブエナジーズ実行委員会
●後援:公益財団法人日本ダウン症協会
Down's Syndrome Association (英国ダウン症協会)
Down Syndrome South Africa (南アフリカダウン症協会)
写真展ポジティブエナジーズ第3回写真展は、国連本部(ニューヨーク)での第16回 障害者権利条約締約国会議(COSP16)に合わせて開催しました。
写真家名畑文巨による世界のダウン症のある子どもたちとその家族のポジティブな生きるエネルギーにあふれた作品を展示する写真展ポジティブエナジーズを国連本部での開催しました。この写真展プロジェクトはロンドン展、東京展に続く第3回写真展で、6月12日〜15日に開かれる第16回障害者権利条約締約国会議※(COSP16)に合わせて実施しました。写真展ポジティブ エナジーズは、この条約の第8条 意識の向上【障害者に関する社会全体(各家庭を含む。)の意識を向上させ、並びに障害者の権利及び尊厳に対する尊重を育成すること。】を目的の根幹とし、前向きなエネルギーに溢れた作品の展示により、人々に希望を与え、障害に対する偏見をなくすことを目指しています。
COSP16の会場であるコンフェレンスルーム4のすぐ近くの展示スペースでの開催のため、多くの各国の代表部、NGO方が立ち寄ってくださり、ほとんどの方から「感動した」など多くの好意的なコメントを頂きました。インド、モンゴル、ナミビアの代表部、NGOの方からは是非うちの国に来てくれという声も頂きました。これまでロンドン、東京の一般のギャラリーで開催し、やはりたくさんの方にご覧いただきましたが、今回は観覧者の殆どが障害者権利条約に関わる、本プロジェクトと同じ目的を持った方々であったということから、この場所での開催はこれ以上ない大きな意義があったと感じました。
※障害者権利条約 (Convention on the Rights of Persons with Disabilities)とは、あらゆる障害者(身体障害、知的障害および精神障害など)の、尊厳と権利を保障するための条約で、2006年12月に第61回国連総会において採択されました。批准国は日本を含め世界186カ国(2023年6月現在)で、日本ではこの条約をもとに2013年に障害者差別解消法が成立しました。
会場風景
●観客のフィードバック
”Thank you for doing this.It is very important to have exhibitions like this because this has a lot of impact.I am the head of the disability division for all disabilities in Argentina. The JapaneseMission is also keenly aware f these issues, and if anything, I may contact you through the Japanese mission”
「このような展示会をしていたきありがとうございます。これはかなりインパクトがあるものであり、このように展示会を行うことはとても大事なことです。私はアルゼンチンの障害者部門全体を統括する責任者です。日本の代表部もこの分野に精通しているようなので、何かありましたら日本のミッションを通してあなたに連絡するかもしれません。」
Ms. Ekaterine Lortkpanidze / Permanent Mission of Georgia to the UN(国連ジョージア政府代表部)
彼女は「これらの写真は素晴らしい、美しい、感動している」と言い続けていました。その後、彼女がこの展覧会のことを国連の多くの人に広めたことがわかりました。
Ms. Penandino Kandju /CEO Angelique Philander, Republic of Namibia National Disability of Namibia (ナミビア共和国NGO)
“They are beautiful pictures. I adopted a girl with Down’s Syndrome and we work with children with disabilities. We also have something similar to the Positive Energies Project in Namibia. Please come to Namibia.”
「素敵な写真ですね。私は、ダウン症の女の子を一人我が娘として養子にし、障害児と関わる仕事をしています。ナミビアにもPositive Energiesプロジェクトに似たものがあります。ぜひナミビアにも来てください。」
Mr. Chris Rees / Policy Manager, Down’s Syndrome Association(英国ダウン症協会)
Ms. Abigail Harris / Information Officer, Down’s Syndrome Association(英国ダウン症協会)
“Theses photos are amazing. I’m really touched!Wow, you collaborated with Richard Bailey for the Positive Energies photo exhibition in London! That’s really amazing. 「素敵な写真ばかり。 本当に感動しました!ロンドンのポジティブ・エナジー写真展でリチャード・ベイリーとコラボしたんですね! 本当にすごいですね。 」
Mr. El Hammoumi Khalid / Head of Division, The Ministry of Family Solidarity Equality and Social Development of Morocco
(モロッコ王国の政府代表)
「写真がとても気に入りました。美しくて感動しました。私は、組織のトップとして、自国で、社会の障害者受け入れに尽力しています。たった今、私の仲間にSNSで紹介しました。」
Mr. Robin Tim Weis, M.Sc. / Director, International Affairs, Zero Project | The Essl Foundation(オーストリア NGO)
展示会をありがとうございました。前を通るたびに幸せな気分になりました。この取り組みを私のチームに紹介したいと思います。
Mr. Luc Lusumba / Secretary of Magical, Magical Self Advocacy’s mission, Congo
「どの写真も素晴らしい!私の国にも障害のある子供がたくさんいる。一緒に助ける方法を考えてもらえないか。」
Ms. Ashleigh Keating / One of Australia's COSP representatives
「写真、全部素敵ですね。私は、障害者のアドボカシーにはかなりの情熱があり、名畑さんのされていることもすごく好きです。私は、大学で日本語を学び、日本での障害者の状況についてもかなり興味あります。」
Ms. Rylin Rodgers / Disability Policy Advisor, Microsoft Corporation(マイクロソフト社)
マイクロソフト社で障害者のアクセスに取り組む聴覚障害者の女性から、素敵な写真ですねとのコメントを頂きました。
Mr. Albert J. Hoffman/ President of the International Tribunal for the Law of the Sea(国際海洋法裁判所所長)
“Pictures speak louder than words and I am very pleased to have seen you Positive Energies exhibition and how you were able to capture the beauty and joy in those young faces. In my mother tongue we call the Down kids ‘Hemelkinders’ which means ‘Kids from Heaven’ because God’s nature is reflected in them.
I wish you the very best with your good work and may you receive many blessings in doing so.”(Email text received at a later date)
「写真は言葉よりも雄弁ですね。いったいあなたはどのようにして幼い子どもたちの美しさと喜びをこれほどまでに捉えることができたのでしょうか。私はこの写真展を見ることができてとても嬉しかったです。 私の母国では、ダウン症のある子供たちを「ヘメルキンダー」と呼びます。これは、神の性質が子供たちに反映されているため、「天国から来た子供たち」を意味します。あなたのこの素晴らしい仕事が最大限に成功することを祈り、それによってあなたが多くの祝福を受けられますように。」
Ms. Chinguundari Navaan−Yunden / Permanent Mission Mongolia to the United Nations(国連モンゴル政府代表部)
“The photos are beautiful. We are having a side project in Mongolia in December for people with disabilities. This also includes children with Down syndrome. Down syndrome is a big issue in Mongolia as well. I will share your information with our NGO in Mongolia.”
「素敵な写真ですね。モンゴルでは12月にNGOが障害者をテーマとするイベントを行います。モンゴルでもダウン症状は大きな問題となっており、このプロジェクトでもダウン症の子どもたちについても触れます。モンゴルのNGOと名畑さんの情報を共有させて頂きます。」
Ms. Suzana Vrbova (Slovakian) / Coordinator of the United Nations
(国連職員コーディネーター)
“I feel a lot of energy from each and every picture. They make me emotional when I’m normally not.”
「一枚一枚の写真からすごいエネルギーを感じます。普段は、何も動じないタイプなのですが、何か込み上げてくるのを感じました。」
Mr. Soud Jaidum / United Nations staff(ラオス出身、国連で法律関係の仕事に携わる)
「とても素敵な写真ですね。ダウン症の姉が亡くなったのですが、子供時代、一緒に遊んで楽しかった記憶があります。いつもにっこりして、笑っていました。」
Ms. Feda Abedelhady / Ambassador, Deputy Permanent Observer of the State of Palestine to the United Nations
(パレスチナ国連大使)
“Thank you for doing this. I was really touched, and the messages are beautiful. I have a sister who advocates for people with disabilities. I work with refugees from my country, and amongst them are of course people with disabilities as well. I will recommend this exhibition to my colleages and tell them to come here”
「この展示会を開催して頂きありがとうございます。本当に感動しました。メッセージもとても美しいですね。私の姉(妹)が障害者のアドボカシーの仕事をしています。私は、自国の避難民と関係する仕事をしていますが、当然、その中には障害者もいます。同僚にもこの写真展を勧めます。ぜひ立ち寄るように言います。
Mr. Rajeth Parihan/ Permanent Mission of India(国連インド政府代表部)
「写真を見て本当に感動しました。 本当に美しい。名畑さんのような人がいてこそ、この世の中は、時代と共に障害者を受け入れるようになったのです。人に障害があるのは当たり前のことです。私達と同じように感情を持っています。障害者を見捨てるようなことはあってはなりません。この写真の子供たちも、純粋さに溢れているのが伝わってきます。ぜひデリーにも来てください。今後も、連絡を取り合いましょう。」
Ms. Rasanjali Pathirage / Disabilities Organizations Joint Front, Sri Lanka
(スリランカの障害者関連NGO最大手)
“We came back to see the pictures again. They are so beautiful.”
「写真があまりにも素敵なので、また戻って見に来ました。」
Mr. TAMON Hiroshi / lawyer, Candidate for the United Nations Commission on the CRPD
(弁護士, 国連障害者権利委員会委員選挙候補)
「日曜日に東京からニューヨークに到着以来、私は毎日国連本部を訪れており、そこで名畑さんの写真展を見る素晴らしい機会に恵まれました。大変美しい写真です。希望を持って成長する障害のある子どもたちの写真に、私はすべての子どもたちが持っている感動的なエネルギーを思い起こしました。子どもたちに会うといつも力をもらっていると感じます。それが私が理事長を務めている、ろう児学校の明晴学園の仕事の原動力となっています。」
Ms. Sara Rawshanara/ NYC office of the Mayor
(ニューヨーク市長室の障害者課スタッフ)
”I work with people with disabilities at the Mayor’s Office. The photos are absolutely amazing and are an eye opener too. If you want to hold an exhibition open to the public, I know who you can talk to. I will give you my business card, so feel free to contact me any time.”
「私は、ニューヨーク市長室で、障害者と関係する仕事をしています。写真が素晴らしくて自分の世界観が変わりました。もしもニューヨークで公衆向けに展示会をしたかったら、知人がいるので名刺をお渡しします。いつでもご連絡ください。」
写真展ポジティブエナジーズ 日本展 (2021年)
あふれる生きる力
名畑 文巨 ✖︎ リチャード・ベイリー
テーマはダウン症のある人たちの
前向きなエネルギー
2018年のロンドンを感動で包んだ写真展、
日本初開催
2021年7月22日(木)~8月3日(火)
渋谷ヒカリエ8/CUBE
名畑文巨
リチャード・ベイリー
ロンドン在住。彼自身、ダウン症のある子をもつ。英国ダウン症協会を中心に、同じ立場の人が集まり誕生した写真プロジェクト「Shifting Perspectives」にてキュレーターを務め、2005年から8年間に7カ国・40都市で開催。その後、2014年に公益財団法人日本ダウン症協会主催により東京で開催。 Home Page
●写真展概要
写真展ポジティブエナジーズ日本展「あふれる生きる力」
渋谷ヒカリエ8/ CUBE1.2.3「CUBE」
東京都渋谷区渋谷2-21-2
入場無料
●主催:写真展ポジティブエナジーズ実行委員会
●助成: グレイトブリテン・ササカワ財団 、大和日英基金
●特別協賛:金澤翔子
●協賛:ぜんち共済株式会社 、日本コンパクトディスク・ビデオレンタル商業組合
●特別協力:Shifting Perspectives Project
●後援:
外務省
厚生労働省
東京都
渋谷区
公益財団法人スペシャルオリンピックス日本
公益財団法人日本ダウン症協会
公益社団法人日本写真協会
特定非営利活動法人大阪USクラブ
特定非営利活動法人アクセプションズ
Down's Syndrome Association(英国ダウン症協会 )
Myanmar Down Syndrome Association(ミャンマーダウン症協会 )
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写真展ポジティブエナジーズチラシ.pdf
●来場者からのコメント
彼らはやっぱり、特別な魅力を持っているように感じます。
欠けているのではなく、余剰に持ち合わせて生まれてきた美しさを最大限に引き出してくださって、ありがとうございます。
・就活中ですが、ダウン症の方々が職場で撮影している写真にとても勇気とポジティブさをもらいました。
・米国から日本に来て1年半です。今日はたまたま通りかかり笑顔の写真にひかれ来場しました。障がいというとネガティブなイメージを持ちがちですが、こちらの写真はどれもポジティブさに あふれていて感動し涙がでそうになりました。
・「あふれる生きる力」・・・にひかれて来ました。
私自身、全身脱毛症、乳がん闘病中であり不 安な毎日の中、何度消えてしまいたいと思ったことでしょう。
「生きる力」は私にとって希望です。出来ることを少しづつ始めています。
助けてもらった命を大切にします。元気と勇気を頂きま した。ありがとうございました。
・産後のママ、入院している子をケアしています。ダウン症を持って産まれてきた子に対して大変さや不安を持つ方々をたくさんみてきました。あまりポジティブに捉えられることはないですが、この写真展で作品をみて、子、家族、みんな幸せそうですごく感動しました。これからそういっ たポジティブな事を伝えていけるようになりたいです。
・ずっとダウン症の兄から、Positive Energyをもらってきましたが、今日ここに来て改めてたくさんのPositive Energyを受け取ることができました。障がいがあってそのありのままの姿ですばら しいんだ、というメッセージがとても伝わってきました。
・我が子はダウン症ですが、いざ家族になってみるとかわいくてしょうがありません。世界のダウ ンの子どもたちを見て、うちの子にもっと世界を見せてあげたいと思いました。とてもかわいい 写真ありがとうございました。我が子をこれからも大切に育てていきます。
・障害者の家族です。このような素敵な写真があると、様々な困難があるときも、ご家族が結束し たりポジティブになるきっかけを与えてくれるかもしれないと思いました。
・私にはお兄ちゃんがいてダウン症です。これはダウン症について書かれているのですごいと思いま した。この写真てんにはいろんな国のダウン症の写真がたくさんありました。お兄ちゃんは言葉があまりしゃべれなくて、自分でできることが少ないです。そのほかの国でも同じ人がいることを初めて知りました。とてもうれしかったです。世田谷区 小学3年
・写真の中には美しい瞳と笑顔があふれていて、愛しい気持ちで胸が熱くなりました。彼らはやっぱり、特別な魅力を持っているように感じます。欠けているのではなく、余剰に持ち合わせて生まれてきた美しさを、最大限に引き出してくださって、ありがとうございます。彼らを目指して、我が娘を美しく導いていきたいと思います。
●出展写真家からのご挨拶
リチャード・ベイリー
写真展ポジティブエナジーズ ロンドン展 (2018年)
名畑 文巨・リチャード ベイリー・フィオナ イーロン-フィールド
2018年5月16日(水)~21日(月) ロンドン ギャラリーオクソ
◎「ダウン症の人たちのポジティブな生き方に感動...」(30代女性)
会場のGallery@Oxo
左からベイリー、名畑、
イーロン・フィールド
◎「展覧会で泣いたのは初めて…」(20代男性)
写真を見た多くの人たちが、
思いを語ってくれました
その中でも印象的だったのは、妊娠中で出生前診断の結果を待っているところだという女性でした。彼女の言葉を紹介します。「結果がどうあれ産むつもりでしたが、この写真展に出会い、私の考えが間違っていなかったんだと確信させてくれました。」
概要
"Positive Energies" Exhibition2018
名畑 文巨・リチャード ベイリー・フィオナ イーロン-フィールド
2018年5月16日(水)〜21日(月) オクソギャラリー
ロンドン サウスバンク
写真展ポスター
●主催
名畑文巨写真事務所
●特別協力
シフティングパースペクティブズプロジェクト
●助成
グレイトブリテン・ササカワ財団 大和日英基金
●後援
在英国日本国大使館 ジャパンソサエティ
公益財団法人日本ダウン症協会 英国ダウン症協会
ミャンマーダウン症協会 南アフリカダウン症協会
スマートインクルージョン推進機構
●協賛
特定非営利活動法人(NPO) 大阪USクラブ
● 推薦
内閣総理大臣夫人安倍昭恵様
ロンドン展関連イベント
日時:2018年5月17日会場:The Swedenborg Society
主催:ジャパンソサエティ(日本協会)
写真展参加写真家、療育の先生、障害のある子どもを育てる親らによる。
障害のある子どもたちの教育から社会との関わりについてをテーマに講演を行いました。
◎ロンドン写真展プレイベント(大阪)
日時:2018年3月18日(日)
場所:阿倍野市民学習センター
主催:特定非営利活動法人(NPO) 大阪USクラブ
後援:公益財団法人日本ダウン症協会
●パネルディスカッション・コーディネーター
平井万里子(日本ダウン症協会奈良 北支部長)・パネリスト
竹村和浩 (スマートインクルージョン研究会代表)
植田紀美子(大阪母子医療センター 臨床研究支援室長/遺伝診療科副部長)
名畑文巨(写真家)
●講演A:竹村和浩「スマート・インクルージョンという発想 」
●講演B:名畑文巨 写真展「ポジティブエナジーズ」の目指す社会